【出雲大社、石見銀山:旅行記】

国内旅行

「しろがねの葉」という作品を読み、実際に石見銀山に行ってみたくなりました。

この記事では、島根県が誇る出雲大社と世界遺産の石見銀山の1泊2日の旅行について記載します。

事前準備

今回は帰りの航空券だけ予約しました。

行程も含めて、宿、レンタカーは出雲に向かう途中のバスで考えます。

行程

  • 新大阪-出雲(バスで5時間半)
  • 出雲大社に参拝
  • レンタカーで温泉津温泉へ
  • 石見銀山の大久保間歩ツアーに参加
  • 大森町を散策
  • 出雲空港へ

1日目

島根県を訪れるのが初めてだったので、行き方を調べつつ進んでいたところ、新大阪から出雲までバスが出ていることを知り、急遽バスのチケットを予約します。

途中サービスエリアでの休憩を挟みつつ、昼過ぎに出雲市駅に到着します。

↑途中の鳥取県のサービスエリアから見える大山。登りやすい山として有名らしいです。

出雲大社へ

出雲大社といえば、縁結び。しっかりとおみくじを引いて良縁を祈願します!

こちらが祭神の大国主神です。

出雲大社の巨大なしめ縄も見ることができました。

大社の広大な敷地内を歩いていると、どこからともなく神楽笛の雅な音が聞こえてきて、すごく非日常的な気分になることができました。

温泉津温泉

出雲大社の散策が終わったら、レンタカーで温泉津温泉を目指します。出雲市から1時間半ほどで到着です。

温泉津温泉は、石見銀山で取れた銀の積み出し港として栄えた温泉街です。

南蛮貿易を支えた石見銀が、ここから世界に向けて輸出されていたと考えると感慨深いものがありますね。

ちなみに、世界遺産登録区域で温泉街まるごと世界遺産に登録されているのは、現在のところ世界で温泉津だけ出そうです。

昔から町の形が変わっておらず、ノスタルジックな世界観に浸ることができます。

温泉街としては1300年前から存在しているそうで、外湯巡りも楽しむことができます!

この温泉津温泉も「しろがねの葉」の中で登場しています。

2日目

石見銀山の世界遺産エリアは、銀の採掘を行った鉱山エリアと、銀の積み出しを行った港のエリア、シルバーラッシュで栄えた大森町の町のエリアに分かれています。

2日目は、銀の採掘を行っていた鉱山エリアで坑道に入ります。

石見銀山

石見銀山にはたくさんの坑道(間歩)がありますが、一般公開されている間歩はほとんどありません。

その中で規模がとりわけ大きかった坑道が、「大久保間歩」と呼ばれる坑道です。

この間歩は週末、人数限定でツアーが企画されており、事前に予約する必要があります。(私はバス移動中のサービスエリアで電話予約しました。)

↑大久保間歩の入り口です。これくらい離れていても、間歩から漂ってくる冷気を感じます。

ツアーで用意されている長靴やヘッドライト、防寒具を装備していざ中へ

大久保間歩では、ある程度掘り進めて鉱脈が当たれば、それに沿って横に展開するというような掘り進め方で掘られました。間歩の入り口は一つでしたが、中では間歩同士がつながっていたりします。

↑この穴も数十メートルは下につながっているらしく、気を抜いたら簡単に事故が起きてしまうような危険な労働環境であったことがわかります。

写真では明るいですが、電気を消すと真っ暗になります。江戸時代の銀堀たちは、ろうそくの火で作業を行っていたのでほとんど暗闇のなかでの作業でした。

銀堀の生活について

銀堀はじん肺になるケースがほとんどで、岩見の男たちの当時の寿命は30歳といわれています。

一日4時間、月休2日で間歩に入って命がけの作業をしていた分、給与水準は悪くなかったようです。

現在でいうところの社会保障制度のようなものも存在していたとか。

大森町の町並み

シルバーラッシュで栄えた町が、ほとんど当時の景観そのままに保存されており、このエリアも世界遺産に登録されています。

まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができます。

当時の権力者の邸宅が解放されていたり、栄えすぎてできたと言われる歓楽街の跡地とかも見てみたかったですが、残念ながら、帰りの飛行機の時間があり大森町は15分程度しか散策することができませんでした。

絶対にもっと見所があると思いますので、いつかリベンジしたいと思っています!

おわりに

石見銀山が世界遺産に登録されたのは、世界的にみても大規模な生産量を誇った鉱山なのに豊かな自然が残されているというところもポイントの一つのようです。

自然と日本の歴史的に重要な史跡が調和した遺構は一見の価値ありです。

是非訪れてみてください。

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